会社の風通し
- 2008/04/28
- 18:11
▼AメーカーのB販社は毎年、桜の季節に歴代の社長が全国から集って旧交を暖める。
それが何うしたの?という向きがあるかも知れないが、どっこい販社はメーカーと違って栄枯盛衰が激しく、業績をさんざんにした社長、その尻拭いだけで任期を終えた人もいて、懇親会は、なかなか成立しない。
この会合は総て会費制で賄われているが、現役の社長ともなれば会場の選定やら連絡調整やら幹事役は大変だ。
80年B販社へ出向したC社長と現役のD社長と3人で先々週、会食する機会があった。
C先輩とD社長の歳の差はざーっと18才だから当時は社長とチーフセールスの関係。
厳しかった仕事や楽しかった麻雀の話しに花が咲いたが、麻雀が社内の“横風”にどれだけ役立っていたか…という話しから社内の風通し、チームワークに話しが飛んだ。
その時D社長がポツリと『会社は、やはり2―6―2ですネ。』と云った。『?2―6―2って何ういう意味ですか?』
『Aが2、Bが6、Cが2の体制が一番いい、ということです。』
『ホー。』
『社員を全部Aにしたい、とハッパをかけると、社内にキシミが出来て横風がサッパリ吹かなくなります。』
『役員中、東大卒が一番多かった日産が真っ先にダメになったのと同じですネ。』
『そうです。巨人軍が他球団の4番打者を全部集めてダメになったのと同じです。』
『巨人生え抜きの選手が、移籍選手を意識して一番でもホームランを狙うのと同じですか。』
『そうです。レベルの問題はありますが、2―6―2がベスト、それを認識して維持するのが大切…。』
このハナシ、横風の余り吹いていないメーカーにも通用するナ。ひょっとすると企業にとってはAよりCの存在が大切かもしれない。
(福井金太郎)
それが何うしたの?という向きがあるかも知れないが、どっこい販社はメーカーと違って栄枯盛衰が激しく、業績をさんざんにした社長、その尻拭いだけで任期を終えた人もいて、懇親会は、なかなか成立しない。
この会合は総て会費制で賄われているが、現役の社長ともなれば会場の選定やら連絡調整やら幹事役は大変だ。
80年B販社へ出向したC社長と現役のD社長と3人で先々週、会食する機会があった。
C先輩とD社長の歳の差はざーっと18才だから当時は社長とチーフセールスの関係。
厳しかった仕事や楽しかった麻雀の話しに花が咲いたが、麻雀が社内の“横風”にどれだけ役立っていたか…という話しから社内の風通し、チームワークに話しが飛んだ。
その時D社長がポツリと『会社は、やはり2―6―2ですネ。』と云った。『?2―6―2って何ういう意味ですか?』
『Aが2、Bが6、Cが2の体制が一番いい、ということです。』
『ホー。』
『社員を全部Aにしたい、とハッパをかけると、社内にキシミが出来て横風がサッパリ吹かなくなります。』
『役員中、東大卒が一番多かった日産が真っ先にダメになったのと同じですネ。』
『そうです。巨人軍が他球団の4番打者を全部集めてダメになったのと同じです。』
『巨人生え抜きの選手が、移籍選手を意識して一番でもホームランを狙うのと同じですか。』
『そうです。レベルの問題はありますが、2―6―2がベスト、それを認識して維持するのが大切…。』
このハナシ、横風の余り吹いていないメーカーにも通用するナ。ひょっとすると企業にとってはAよりCの存在が大切かもしれない。
(福井金太郎)
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